毎回、毎回、日本代表の選手たちは100km前後の超スローボールを苦手にしていて
過去の格下相手との戦いから何も学んでいないことが本当によくわかる。
今回は村上が完全復帰状態だったのかは知らないが第一打席からビシッと
打っていたんだけど、他の選手たちはまるでダメ。
ほぼ手も足も出ない状態だった。前回のWBCもハッキリ言って
全然ダメだった。野球に詳しくない人たちから見ると何故、侍たちが
手も足も出ないのかが全く理解できないと思うが、実は160kmの速球よりも
100km以下のスローボールの方がプロの世界では打ちにくいのだ。
漫画などの主人公は星飛雄馬という元祖の存在の影響で速球の少年が
主人公になりやすいのだけれど、超スローボールのキャラも過去に位置こともあるし
現実の日本のプロ野球界にも超スローボールを投げていた大エースは存在していた。
ただ、近年ではスローボールは120km前後の盾に曲がるカーブくらいで
スローボールのストレートを投げるピッチャーは皆無と言っていい。
今回の結果や前回のWBCを見てスローボールの有効性をわかったうえでも
本番でスローボールを投げるのにはかなりの勇気が必要だと聞いたことがあるし、
平均150kmを投げているピッチャーがいきなり100kmのスローボールを
投げるのはかなり難しいということらしい。
なので、各チームのバッティングピッチャーの中でも100km以下のストレートを
投げられる人がいないので本番までスローボールの練習が出来ないというのだ。
ただし、今年のオープン戦からは社会人チームが2チームも参加するようになった。
つまり、その中にはスローボールを投げられるアマの選手がいると思う。
今回は勝っても負けても良い試合だったから良いのだけれど、
前回のWBCのイタリア戦とか見るとマジで危なかった。
負けてもおかしくはなかった。
プロの選手が行くのはおかしいのかもしれないが、たまには近所の
バッティングセンターにでも行って100kmという打席に立ち
タイミングの練習をしてみてはいかがだろうか?
一応、街のバッティングセンターには70~100kmの打席はある。
もちろん子供用なのだけれど・・・
今日の試合だって相手の先発ピッチャーが途中でケガをしてくれた
おかげで勝てた感じだった。あの先発が7回くらいまで投げ続けていたら
マジでヤバかった。皆、第三打席までタイミングを狂わせられて、
8回からはタイミングが狂ったままで打席に立つことになっていただろう。